当協会の無料Eメール相談はこんな風に活用できます。
〈食便時のトイレ支援〉についてのご相談
内容:利用者は47歳の男性で、自閉症特性と重度知的障害、言語コミュニケーションが苦手。排便時、自ら摘便し食便。その手を自分の服・壁・カーテンで拭いてしまいます。
当協会の対応:数回メールをかわしながら、ABCチャートでトイレ行動を記録してもらい、それを当協会の心理士が分析し、支援のポイントを提供。それを基に、先方のチーム内で工夫してもらいました。
実際にやった支援:
1. 否定形「ダメダメ」「~しない」ではなく、 「~しようね」「手をきれいにふくよ」等、
肯定形で 話す。
2.両手をとって顔を合わせ、目を見て穏やかに話しかけ、できた事をほめてあげる。
例:「ウンチ、口にいれなかったね、すごい」
3.便を口に入れることから気をそらすために、好みの味の飴(ノンシュガーのコーヒー飴)を
便座に座ると口に入れてあげる。
トイレ支援を始めてから3カ月が経過し、食便も4割減らすことができました。
変化としては、利用者と支援者が両手をつなぐことで、目を見て指示を待てるようになってこられました。トイレで「ケケー」と言われると、排便が終わりお尻を拭いてという表現だと気づき、また、余暇スペースで「クックー」と大声が出るときも、何か不都合なことがあり、支援者を呼んでいるとわかってきました。
ほかにも、嬉しい変化がありました!
以前に取り組めていた練習用の箸袋入れを提案したところ、自分から作業テーブルの方に行かれ、1本目は支援者が見本を示し、続きは自分でされました。1本ができたら「○○さんできたねー」というとハイタッチしてこられ、20本用意したのを仕上げると、力強く連続ハイタッチされる。「がんばったね、すごいねー」と周りにいた支援者、利用者さんと拍手をして褒めてあげました。運動面では、日々のリズム体操参加に加え、腹筋運動4回からスタートし、支援者が足を押さえて回数を数え、10回まで出来てます。
引き続き、利用者さんの気持ちにそった支援ができるように、K様(同チームの勉強会リーダー)の指南を仰ぎ、チームで意見を出し合いながら進めてまいります。
兵庫・生活介護・サービス管理責任者(N.M) 2026年4月
NPO法人日本行動障害支援協会の
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